株価暴落の対策を長期投資家が最優先にするべき理由

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この記事は「株価暴落の対策を長期投資家が最優先にすべき理由」について考察し、対策ができているか再確認するための記事です。

長期投資家にとっては永遠のテーマと言えるのが、暴落した時に保有している株が含み損でもホールドすることができるのか、でしょう。

にもかかわらず「株価暴落の対策が本当にできている投資家」は少ないかもしれません。

投資初心者向けの内容ですが、必ず理解すべき事ですので、改めて暴落対策の大切さを認識するためにぜひご覧下さい。

株価暴落の対策が必要となる長期投資家とは

暴落

長期で投資対象銘柄の株価が右肩上がりに上昇する事が前提

長期で投資を行うという行為は、長期で投資対象銘柄の株価が右肩上がりに上昇するという前提のもとに成り立っています。

ウサニー
ウサニー

逆に右肩下がりだったらどんどん資産が減っていくだけだね!

例えば

  • 新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFのVTに長期投資
    →新興国を含む世界47カ国の株式が長期的に見て右肩上がりに上昇するのが前提
  • 米国のS&P500に連動するETFであるVOOに長期投資
    →米国のS&P500指数が長期的に見て右肩上がりに上昇するのが前提

ということになります。

株の暴落は、長期投資家が必ず通る道

株価の暴落は長期投資家であれば必ず通る道です。

「長期」の定義は人それぞれですが、例えば20-30年というスパンをイメージしてみましょう。
長期的には上昇するとして、その間に(将来の事なので100%とは言い切れませんが)ほぼ必ず1度は暴落や長い下げ相場を経験することになります。

この事は頭では理解できてきるかと思いますが、

毎月インデックス連動商品に定額を積み立てれば、20年後には金融資産が2,000万円になる。誰でもできる簡単な投資。

というようなことが長期投資についてよく言われています。

ウサニー
ウサニー

「楽天証券で積み立てNISAの設定をしてあとは寝てれば増える」・・よく聞くコメント!

しかし、どこかで暴落を経験することを加味すると、正しくは、

  1. 毎月定額を積み立てて、
  2. 暴落や下げ相場で積み立てた資産を売却せずに乗り越えることができれば、
  3. 20年後には金融資産が2,000万円になる

という事になります。

2が加わることで格段に難しくなり、「誰でもできる簡単な投資」ではなくなります。

株価暴落の対策を、投資対象の選定よりも優先する理由

暴落

投資は「退場しない事」が一番重要

私が言いたいことはジョージ・ソロスの

「まず生き残れ。儲けるのはその後だ。」

という有名なコメントが端的に表しています。
多くの投資家がすでに耳にしている名言です。

短期・中期売買でも当てはまるかと思いますが、特に長期投資家は、この名言が自分の実際の行動に反映されているか、真剣に考えてみましょう。

*偉大なる投資家の格言に価値が無いという方は、どうぞそのまま回れ右で羊の群れでも眺めていて下さい・・。

株価暴落や下げ相場で退場するとどうなるか

残るのは損失と絶望感だけ

そもそもなぜ「”儲ける”より”退場しない”が優先」なのか。
それは、退場すると次のような非常に苦しい状況になるからです。

  • 含み損になったタイミングで退場(=売却)することで、これまで長い間に積み上げた含み益が消え去る経済的ダメージを受ける。
  • 長期間の含み益が短期間で消え去ったという絶望感/精神的ダメージを受ける

いくら年率10%で儲けても、株価暴落でマイナス50%となり退場してしまっては、残るのは損失絶望感だけですね。

ウサニー
ウサニー

これはツライ状況・・

儲けを優先すると、上昇相場ではおおく儲けることができるかもしれませんが、暴落対策をしていないと得られた利益は溶けてなくなってしまいます

再入場のハードルはより高くなる

さらに、一度退場してしまうと、

そもそも再入場しようという意欲が無くなる

仮に資金を貯めて再入場したとしても、

暴落が怖くて「早すぎる利益確定」「早すぎる損切」を繰り返す

ということになってしまいます。

このように、長期投資家が必ず経験する暴落や下げ相場で退場をすると、再起不能なダメージを負う事になりかねません。

ウサニー
ウサニー

退場≒再入場不可。厳しい世界ですね

ろうばい売りした後に相場が好転しがち

株価暴落の初期

  • プロ投資家:すでに空売りを入れる、もしくはすでに売り抜けた後
  • 初心者投資家:含み損を眺めるだけ/損切が始まる

暴落の中盤から底付近

  • プロ投資家:空売りの買い戻しを入れる
  • 初心者投資家:恐怖心からろうばい売り

一方、上昇局面の初期では

  • プロ投資家:初期から買っていく
  • 初心者投資家:暴落が怖くてまだ買えない

そして上昇局面の中盤/終盤では

  • プロ投資家:売り抜けの準備/実行
  • 初心者投資家:ようやく買い参入

という状況になります。

すなわち初心者が売っている時はプロ/上級者が買っている時です。

それゆえに、初心者が株価暴落の時にろうばい売りした後には上昇局面入りする、といった事が発生します。

ウサニー
ウサニー

大損失&「売らなきゃ良かった」のダブルパンチ!

このような最悪の事態を避けるためにも株価暴落への対策は必須です。

株価暴落の対策、本当にできていますか?

暴落

まず生き残れ。儲けるのはその後だ。

すなわち、

儲ける事を考える前に、生き残る事を考える。
これを、より具体的なアクションに置き換えてみると、
儲けが大きくなる投資対象をあれこれ考える前に、退場しないためにどうしたら良いかを考える。

という事です。

株価が好調な時期は、

  • こっちの投資信託の方が成長率が高いな
  • こっちのETFの方が高配当だからこっちに投資しようか
  • (個別銘柄なら)こっちの会社の方が成長が見込めそうだ

と考えたくなります。

ウサニー
ウサニー

最近手数料も安くなってきて選択肢が多くて悩んじゃう!

さて質問です。

「あなたが退場しないためにしている事は何ですか?」

この問いにすぐに答えられないようであれば、「儲けを優先して生き残る術を持っていない」すなわち、「まず生き残れ。儲けるのはその後だ。」を実行できていないという事になります。

暴落対策の例としては、

・現金を十分に保有している。
・下落幅を軽減するようなポートフォリオを組んでいる
・最悪の事態を想定し、精神的に準備をしている

などが挙げられますが、こういった準備をしていないと、「まず生き残る」ことが難しくなります。
すなわち、上昇局面では良くても下落局面で退場することになる、ということです。

今一度問います。

「あなたが退場しないためにしている事は何ですか?」

この問いの答えを自分なりに持っているか、確認しましょう。

株価暴落の対策を長期投資家が最優先にするべき理由 まとめ

暴落長期投資において年利が平均7%や8%ということは、暴落や下げ相場を除く上昇局面では年利10%を越えることも当然あります。

年利10%の時期に浮かれて暴落対策を怠ると、知らぬ間にリスクを取り過ぎた投資をしてしまいます。

そのような状態で暴落に巻き込まれると、生き残る事は難しく退場してしまいます。
結論として、(私含めて)好調な時期に投資を始めた長期投資家は、まずは暴落対策をして(見直して)暴落に備えることを優先すべきだと思います。

 

株価暴落の恐怖を体感したい方は株価が暴落するとどうなる?暴落シミュレーションで耐性を身につけよう!【パート1】の記事をどうぞ。

株価暴落への対処法についてはこちら、と言いたいところですが、まだ執筆できていません!

ロムニー
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